私も長く腐女子をやってきた経験上、数あるボーイズラブ物を読んでまいりましたが、一つ気がついた事があります。
小説・漫画・ゲーム等、どの分野にも言える事なのですが、ボーイズラブの展開としてないと盛り上がりに欠け、もう必然と言える程に必要な物があります。
それは「越えがたい壁」です。
既に「男同士」という壁があるじゃないか!と仰りたい気持ちも解ります。
最近のボーイズラブでは「男同士の恋愛」だから逆援交の関係であっても悩む、という描写は殆どないと言っていいでしょう。
最初からボーイズラブを名乗っているのだから男同士で恋愛することは必須事項なので悩む必要がないんです。
では、越えがたい壁、とは何か?
それは「お金持ちと貧乏」や「天才と凡才」と言ったいわば「身分差」です。
こういった要素が盛り込まれただけで話の展開が面白くなるのかと言われれば、そうではない場合ももちろんありますが、学園物であったとしてもこの要素が盛り込まれていることは非常に多いです。
殆どの場合、「攻め」と言われる「男役」が優位、「お金持ち」だったり「天才」だったり、両方とも併せ持っていたりというキャラクター像が多いですね。
本物の王子様が田舎娘に一目惚れをして、王妃になる。
まるでハーレクィーンロマンスの男同士版です。
だったらハーレクィーンを読めば?と思われるかもしれませんが、そこが「男同士」にならないと腐女子達が好んで読む必要はなくなります。
ボーイズラブを好む腐女子も「女子」ですから、身分差がある出会いだからこそ恋愛というのは萌える要素の一つになるのかもしれません。